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口腔筋機能療法(MFT)

舌癖について

舌癖について

日常生活の中で、夢中になって本を読んだりテレビを見ているときに、口をポカーンと明けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲みこむときに舌をつき出し、歯を押すような動きをすることがあります。これを舌癖といい歯並びや発音に大きな影響を及ぼします。舌癖のある人は、いつも舌が口の中で低い位置や前方にあり歯を押しています。そして、飲みこむときに、さらに強い力で歯を押し出します。
そのうえくちびるやほほ筋肉の力が弱く、特にいつも口を開けている人は外側から歯を押さえる力がありません。


そのため出っ歯になったり、歯と歯の間にすき間が開いたり、上下の歯が噛み合わなくなることがあります。
また、話をするときには、そのすき間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌たらずな発音になることもあります。

舌癖の原因

  • 口を開けて息をする(口呼吸をするため、舌がいつも低い位置にある)鼻の病気-アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、蓄膿症等-のどの病気-扁桃肥大、アデノイド-
  • 舌の裏ひもが短い(下帯が短いため、舌が上あごにつきにくい)
  • 指しゃぶり(前歯にすき間ができ、舌が出やすくなる)
  • 遺伝(顔かたちや歯並びにより舌癖がでやすいタイプがある)

トレーニングの目的

  • 舌の筋肉の力を強くする。
  • くちびるやほほ、口のまわりの筋肉をつける。
  • 正しい飲みこみ方を覚える。
  • トレーニングで覚えた舌の位置やくちびるの状態を保ち、日常の生活の中で、正しい飲み込み方を習慣にする。